新型コロナウイルスの影響で企業の内定取り消しのニュースは今も絶えません。
実際、私も新卒で入社予定の会社が内定取り消しになり、その後開始した就職活動中も内定を取り下げられたりしました。
しかし、そういった内定取り消しや内定取り下げを行うまでにある程度前兆があります。
雨が降るまえで言うとつばめが低く飛んだりする現象や、地震が起こる前で言うと初期微動など。そういう前兆が内定取り消しにもいくつか存在するわけで。
リーマンショック時の内定取り消しの資料なんかを見ていると、コロナなどにも共通してくる内定取り消しまでの予兆というものが見えてきました。
そこで今回は、内定取り消しが通達される前の前兆となる企業の行動について解説していきます!
実際に内定取り消しを受けた私が、内定取り消しのニュースや同じように内定取り消しになった知り合いと話してわかった企業の予兆について解説します。
因みに、以下の記事で紹介している内定取り消しを実施する傾向が高い企業にも当てはまる場合はかなり警戒しておきましょう!
内定取り消しを通達する可能性の高い前兆ベスト3
1位:急な予定変更
コロナショックによる内定取り消しもそうですが、リーマンショック時の内定取り消しに関しても共通して言える予兆が急な予定変更です。
例えば、入社日延期であったり、研修日程の大幅な変更であったり。
もしくは、急な面談の予定を入れ始めたり。ここまでくるとほぼグレーになってきます。
こういう不況になってから、予定が急に変わったというのは、論理的にはすんなり理解しやすいのが厄介なところ。
「まあ、不況だし仕方ないよな。」とか「やっぱ影響受けるよね」とか。
そこで納得してしまうからこそ、内定取り消しが予測できなくなってしまいます。
毎年特に変更のない予定が急に変わったということは、少なからず入社しようとしている会社は不況の影響を受けているということ。
それを仕方がないの一言でスルーしてしまうと、そのまま急に内定取り消しの通達が来ても対応に遅れてしまいます。
会社から急な予定変更があった場合は、しっかり理由を聞きだすとともに最悪の場合を想定しておきましょう。
2位:連絡が遅い、遅くなった
あとは、会社と連絡を取る際に、会社のレスポンスが遅いと要注意。
社会人、特にサラリーマンは基本的にこまめな連絡を求められます。
そのため、たとえ相手が就活生や学生であっても、相手を尊重している企業はこまめな連絡を心掛けている傾向があります。
しかし、労働者をコケにするようなTHEブラック企業や、学生をあまり信用していない企業なんかは極端に返信が遅かったり。
私が過去に経験したのは、大阪から来るとわかっていながら東京で当日に面接のキャンセルを出してきた企業や、二次面接以降の連絡中に急に音信不通になった企業なんかがいました。
また、面接時は連絡がマメだったのに急に遅くなった場合は、最悪の想定をしておくべきでしょう。
最近になって情勢が大きく変わり会社がピンチになっているか、もう労働者として働く予定になったからあとはこき使うだけと考えている企業である可能性があります。
私の場合、内定取り消しになった企業がまさしくそうでした。
面接時はそんなに丁寧に連絡とるか?と思うほどに連絡がマメだったのに、コロナが騒ぎ始めてから連絡がかなり途絶えたりしました。
しびれをきらして電話をかけると案の定連絡漏れだったり、急に態度がでかくなったり。
内定出てから急に態度が変わった場合は、その背景となる企業の目的などをある程度予想・仮説を立てておくことをおすすめします。
3位:内定者同士や会社での交流が少ない
会社の文化にもよりますが、入社前に会社での交流や内定者同士の交流が無い場合も少し警戒する必要があるかもしれません。
というのも、企業が内定取り消しを出したいときは大体個別に孤立させて、集団訴訟を避ける傾向があるから。
特に、内定者全員を一括して内定取り消しを出すと、企業的にもかなり悪評になりがち。
そのため、一括して内定取り消しを出したことがわかりにくいように、内定者を孤立させるように仕向けることがあります。
また、内定取り消しを出したくない企業が自主退職を促すサイレント内定取り消しに関しても、この内定者同士の交流を避けることが多いですね。
サイレント内定取り消しは今後詳しく紹介しますが、「君はこの会社に向いていない」という風に誘導して、自主退職を促して内定取り消しを出さずに辞めさせるやり口。
このサイレント内定取り消しを実施するには、個別に会社の居場所をなくす必要があります。
しかし、内定者同士の交流があると、その内定者同士のコミュニティが出来上がり、内定者を個別に追い込むことが結構難しくなってしまいます。
そうならないためにも、サイレント内定取り消しをしたい企業は会社での交流を避ける傾向が高い印象ですね。
やけに企業での交流が無い場合は、会社の文化なのか、内定者を孤立させたいのか、どちらなのか考えることをおすすめします。
会社の文化に関しては、口コミサイトなどが参考になりますね。
おすすめの口コミサイトなどは以下の記事で紹介しています。
企業の内定取り消しを予想し警戒しよう
ということで、内定取り消しを行う前兆ベスト3でした。
正直、場合によると言ってしまえば、そりゃそうです。
しかし、以前紹介した内定取り消しを行う企業の特徴に当てはまりつつ、今回紹介した行動をとるとなると、ある程度内定取り消しを疑って損はありません。
警戒して結局何もなかったら、「まあ、良かったね」で済みますが、油断して一方的に内定取り消しや圧迫面接なんかされたらかなり精神的に傷つきます。(経験者語る)
ある程度警戒しておきつつ内定取り消しなどの想定できていれば、内定取り消しの通達が来た際や高圧的な面接があった場合でもある程度冷静に対処できるでしょう。
こういった前触れを見逃さずに、企業と対等に渡り合えるようにしていきましょう。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
それではまた次回。
ブログかTwitterかで会いましょう。
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